近況報告

6月18日(土)、大阪のザ・フェニックスホールで開催されました「朝の光のクラシック 第86回 米澤 傑 テノール・リサイタル」を無事に務めることが出来ました。

以下に、そのご報告を申し上げます。

大阪の病院に勤務していまして、よくコンサートを聴きに行く鹿児島大学の後輩から、6月10日(金)にメールを貰い、「火曜に古澤巌を聴いた際、観客が少ないと響きが異なると言うて居りました。」とのことで、あのご高名な古澤巌さんのコンサートでもお客様が少なかったようですが、おかげさまで、6月18日には、私が「ガラガラの客席になるか」と案じていましたよりは、かなり多くのお客様にお越しいただけ、その意味でも安堵いたしております。

友人(高校時代の同級生)から頂きましたメールを以下に添付して、ご報告と致します。
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本日は、関西のファンの皆さんに、すばらしい歌声を届けることができて、よかったですね。
ほんとは、もっともっとたくさんのお方がお見えになるところでしたでしょうに、
土曜日の午前中ということもあり、お出にくい方々がいらっしゃったこと、残念でした。
本日の私の感想を。

まるで、母親のような、祈る気持ちで聴き入ってました。
いやあ、最初の曲が、あの超有名なアリアだとは、ひっくり返りそうになりました。
1曲目に聴衆をノックアウトさせて、釘付けにしようという魂胆か、納得!と、一人ほくそえんでました。中間にガラリと雰囲気の変わる映画音楽をもってきて、味を変え、そして最後はオーソレミオで最高潮に達し、ほんとに、美味しいお料理に舌鼓を打つ思いでした。ホールの響きもよくて、またなんといっても歌っているかのようなピアノ伴奏が絶妙に絡んで、ため息が出ました。

聴衆の皆さん、吸い込まれるように聴きほれていましたね。会場の熱い熱気が二階席まで伝わってきましたよ。いやあ、素晴らしい歌唱に、この前の徳島でのリサイタル以上に感動しました。
朝の時間帯で、よくまあこの声の響きと声量!! だれもが驚嘆されたのでは。今回お連れしたコーラスメンバーも一様に目を丸くしておりました。

お疲れ様でした。
今後の益々のご活躍を応援しています。
くれぐれもお身体ご自愛くださり、お元気にお過ごし下さいね。
またHPの更新も楽しみにしています。
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高名な演奏家のお一人から、上記の友人に届いたご感想です。
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・ 実年齢からは想像できないようなつやのある声! びっくりです。
・ 歌うことが大好き、身体の芯まで音楽が生きている。堂々として、すごい修羅場を乗り越えてきた自信がみなぎっている。
・ テノールなのに、バリトンかと思うほど、すべての音域が響いている。
・ いきなり「誰も~」にびっくり。朝からあんな張り声が出るものか?
・ 背の反響板オープンのタイミング、きっとこの曲!と思っていたとおりでした。夜だともっとムーディーですが、昼間はちょっと現実的で聴衆の気が散るかも。
・ ピアノの今岡様、すごい! ひとりでオケの音を出し、表情豊かに、あんなに弾ける人滅多にいない。ほんとに超名人!
・ 休憩無しで歌い切るというのは、120点の力のある人のみ。流石! 
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当日のプログラム   リサイタルの模様

上記のコンサートに関するご報告を、高名な国際的指揮者・井上道義先生にご報告申し上げましたところ、以下のお言葉を賜わりました。

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やってる!続いてる!!凄いなあ…心が強いのだな。ムチンの方もまた発展がありそうだな。
最近はさすがにもう無理かと思っていたから、正直驚きと尊敬がある。
井上
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井上道義先生には、1985年に開催された「第1回 かごしま県民第九演奏会」にて初めてお目にかかり、その後、NHKの「第九をうたおう」に始まり、全国各地での「第九」をはじめ、ヴェルディ「レクイエム」、ロッシーニ「スタバト・マーテル」等、大曲のソリストを歌わせて頂きました。東京での私のリサイタルにもお越しくださいまして、真正面の席のお座りになり、曲が終わるごとに、手をお口をあてて「ブラボー!」を叫んでくださっていました。本当にありがたいことです。

なお、このホームページ「傑作の会」の「記事/対談/談話」をご覧いただけますと、『鹿児島市医報「第61巻 第1号(通巻719号)2022」新春随筆 二足のわらじ人生』をお読み頂くことができ、日本病理学会総会での『4月28日の宿題報告講演後(この宿題報告講演を行った直後に、「日本病理学賞」の授与式がありました)、すぐに、東京から京都に移動し、翌日4月29日には、京都会館会館50周年記念「第九演奏会」(指揮:井上道義・京都交響楽団)で、テノールのソリストを務めるという綱渡りをいたしました。まさに、”二足のわらじ” 人生の典型例といえます。』と書いてございます。そして、その後の『「音楽」のこと』に、『井上道義先生との ”出会い”』が書かれています。

また、このホームページの「道中二足のわらじ」に掲載されています「私の音楽活動のひろがりへの道」に、私の最初のCD「米澤傑 テノールコンサート」への井上道義先生のご推薦のお言葉が掲載されていますし、井上道義先生との ”出会い” も書かれています。

最近、You Tube にアップされました井上道義先生へのインタビューが、下記のURLでご覧いただけます。

【 カリスマ降臨】世界的巨匠・井上マエストロが語る! 優秀な指揮者とは?芸術・音楽とは?
https://www.youtube.com/watch?v=McfV3BdOKSE


【なぜ引退?】井上道義マエストロが語るモーツァルト・ハイドン・マーラー・ショスタコーヴィチ・ブルックナー、そして引退の理由
https://www.youtube.com/watch?v=ciWe5dxgbM4